2. 金属アレルギーはなぜ起こる?

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この記事のまとめ

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身に着けた金属が溶け出して、体に侵入

その金属を体が拒否すると、はれやかゆみを起こす

 

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2.金属アレルギーはなぜ起こる?

 

 金属アレルギーを発症する人としない人がいます。この違いは体内に侵入した金属に対して、感作(かんさ)しているかしていないかです。

 

 

金属製品を使用し続けると、汗などが原因で少しだけ金属が溶け出します。これを金属のイオン化といいます。目にはみえないほど小さな小さな金属です。これが肌などを経由して体内に侵入します。

 

体内に侵入した金属が体内のたんぱく質と合体することで、体の免疫が未知の物質だとビックリしてしまい、はれやかゆみを起こして排除しようとします。これが金属アレルギーの症状となります。

 

感作(かんさ)とは体に侵入した異物を、追い出そうとするかしないかを判断するスイッチのようなものです。免疫は金属の種類ごとに感作するかしないか判断します。アレルギーに個人差があるのはこのためで、「ニッケルはダメだったけど、銀やチタンは大丈夫だった」ということが起こります。花粉症のように「スギはダメだったけど、ヒノキは大丈夫だった」という人がいるのと同じです。

 

体内に侵入した異物を追い出そうとして、腫れやかゆみが起きるというのは花粉症に似ていますが、花粉症と異なり金属アレルギーは発症までの時間が把握しづらいのも特徴の一つです。すぐ症状が出る花粉症は即時性アレルギーといいますが、金属アレルギーは遅延型アレルギーに分類されます。金属が溶け出すまでの時間、タンパク質と合体する時間、体内の免疫が反応するまでの時間など、発症までに大きな個人差があります。

 

また、その日の体調にも左右されます。疲れ気味の時など時に出やすく、寝不足など、不調や、年齢や産後などの体質の変化なども関係があると言われています。

 

こちらが一般的なジュエリーアクセサリーによる、金属アレルギー発症までの流れです。

 

 

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